こんにちは、さんパパです!
18歳の頃から1人でパチンコ&スロットを打ち始め、23歳で専業(パチプロ/スロプロ)となり、20年ほど勝ち続けていますが、今回は
- パチンコの釘の見方(読み方)が知りたい
- パチンコの釘ってどんな感じで調整してるの?
- パチンコの釘を読むコツとかがあれば教えて欲しい
こんな疑問にパチンコの釘読みを始めて学んだ時、すぐにホールへ行って確認するほどの衝撃を受けた経験のある僕がお答えします。
本記事の内容
- パチンコ釘の見方(読み方)【基本編】
- パチンコ釘の見方(読み方)【スルー釘編】
- パチンコ釘の見方(読み方)【ばら釘・鎧釘・ワープ釘編】
- パチンコ釘の見方(読み方)【道釘編】
- パチンコ釘の見方(読み方)【ヘソ釘(命釘)・ジャンプ釘編】
- パチンコ釘の見方(読み方)【電サポ釘・アタッカー釘編】
- パチンコ釘の見方(読み方)関するよくある質問回答
本記事の信頼性
この記事を書いている僕はパチンコスロット歴20年です。専業(パチプロ)として活動していた時期もあり、現在は200人以上が在籍するパチンコやスロットで勝ち続けるためのスクール(コミュニティ)を運営しながら自由気ままな暮らしをしています。
今回は『パチンコ釘の見方(読み方)』というテーマでお話をしていきます。
パチンコで勝つにはお金を使わずに大当たりの抽選をたくさん受けられる台を打ち続けることが基本になりますが、そのためには釘調整の良い台に座ることが必須となります。
例えば『1000円で20回転回る台』と『1000円で10回転回る台』では1000回転回した時の投資額は『2倍』の差が開き(前者は1000回転回すために『5万円』の投資に対して後者は『10万円』必要)、後者の方がプラスにもっていくのが圧倒的に難しいですよね。
つまりパチンコは『釘調整によって大当たりまでの平均投資額が変わる=釘調整の良い台に座れれば投資金額を抑えて大当たりが待てる=勝ちやすくなる』といった理論が成り立つので、ここではその基礎となる釘読みについて学んでいきましょう。
パチンコ釘の見方(読み方)【基本編】
結論として『パチンコの釘は1箇所(ヘソだけ)を見るのではなく全体を通して読むことが大事』になります。
例えば僕がパチンコを始めた頃は釘の読み方など知らず『ヘソが開いている台=よく回る台=良台』だと思っていたのですが、稼働を続けていくうちに『ヘソは凄く開いてるように見えるけど全然回らない!』といった場面に遭遇する機会が多くなりました。
イメージとして『最初の1000円では22回転くらい回ったけど次の1000円は15回に落ちて、その次は19回まで持ち直したけどまた回らなくなって、結局、1万円使ったら170回転しか回らない』みたいな感じです。
この原因は『実際にヘソは開いてるけど他の釘を締めている』といったケースがほとんどなので、ヘソ釘以外の見方やパチンコの釘がどのような意味を持って構成されておくのかを覚えておく必要があります。
パチンコ釘の意味は玉の流れを誘導するため
『じゃあどのように釘を読んでいくのか?』ということですが、細かな釘読みの前に『パチンコ玉の流れ(玉は釘によって誘導されている)』を知っておくことで、釘の読み理解が圧倒的に早まるので解説しておきます。
そのため台に釘を打つことによって玉を好きな方向へと誘導し、ヘソに流れたり、アタッカーに向かいやすくしたり、逆にヘソに入らない、もしくはヘソに向かわないように調整してお客さんが適度に遊べるような状態で設置してあるわけです(←これがパチンコの釘が持つ役割です)
パチンコ玉は水の流れのように落下していく
パチンコ玉の流れを調整するために行うのが『釘を叩く』といった行為になるのですが、そもそもパチンコ玉の流れというのは『水の流れ』と同じなのです。
例えば『滝』って見たことあると思いますが、滝の水は上から下へと落下していき『下から上には絶対に流れない』ですし、『川』に関しても『上流から下流へと流れ、下流から上流へは流れない』ですよね。
今、次のような水の流れを示す川があったとします。
この川の場合、上流から流れてくる水はA方向とB方向へ均等に流れますが、もし、この川の水をA方向にだけ流したければ、B方向の入口をせき止めればいいですよね。
こういった調整にすることでB方向には水が流れなくなります。
そしたら今度はB方向を半分だけせき止めて見ましょう。
こうすると基本的にA方向に水は流れていきますが、B方向にもチョロチョロと水が流れていきますよね。
パチンコの釘はこのように『水の流れを調整するような形で調整されている』ので、川の傾斜が変われば水の流れが変わるように、パチンコ釘の調整が変われば玉の流れも変わるわけです。
あとは『それぞれのパーツがヘソに向かいやすいのかヘソに向かいにくいのか』を考えれば勝手に答えは出てくるのです。
それではここから実際の画像を使って釘読みを学んでいきましょう!
パチンコ釘の見方(読み方)【スルー釘編】
まずは一番簡単な『スルー釘の見方』からお伝えしていきますが、その前に釘の構成について1つ大きな事実をお伝えしておきます。
早速、結論から話してしまいますが、すべてのパチンコ釘は『逆三角形』を基本として構成されていることを必ず覚えておきましょう。
以下はパチンコのスルー部分の写真ですが、どこに逆三角形があるか分かりますか?
ヒントは川の流れを意識して『どういう地形にしたらスルーに玉が流れやすくなるか?』を考えてみると答えに辿り着くはずです。
ネットで検索すれば答えが載ってるケースもありますが、イチイチ調べていたら時間がかかりますし、マイナー機種などは載っていないことも多いです。どんなホール、場面においても目の前に起こっている事実を分析し、最善の策を打てるようになることこそパチンコで勝つための必須能力ですので、誰のためでもなく、自分のために探してみてください。
それでは答えです。
上の写真に赤線を入れてみたのですが『スルー手前の釘が逆三角形』になっていますよね。
ここが先程お話したA方向とB方向に分かれる川の分岐になります。
つまりスルー釘を読む場合『スルーを通過させたい場合はA方向の流れを強くすればいいので、
B方向をせき止めればスルーに通りやすくなり、逆にスルーに玉が行かないようにするにはA方向をせき止めればいい』わけです。
パチンコではこのせき止める作業をパチンコでは『釘を叩く』ことで調整しています。
イベントなどで還元したい時はスルーを甘くすれば電サポ中の玉減りが抑えられ、結果的にプレイヤーが勝ちやすい状況を作れますし、出玉を回収したいときはヘソだけでなくスルーを含めていろんな場所の釘を少しずつ辛くして利益の出る調整にしているのです。
釘師になってパチンコ釘をぶったたこう!
せっかくなので他の釘を見ていく前に『実際に(頭の中で)釘を叩いて、玉の流れるイメージ』を身につけましょう。
まだ釘を叩いていない最初の状態を以下のような形とします。
A方向とB方向へ均等に流れる調整のことを『無調整』と呼んでいますが、この場合だと玉はACとBCの間を同じ割合で通過していきます。
それではここで『スルーを通りやすい調整』になるよう釘を叩いてみましょう。
スルーへ流れる方向は『ACの間』になるので、ACの幅がBCより広くなれば玉は必然的にAC(スルー)へ流れやすくなります。
調整の例はいくつかあるのですが一番分かりやすい例として『C釘を右上』に叩いてみましょう。
するとBCの幅が狭くなると同時にACの幅が広くなり、この時の玉の流れは以下の通り。
こういった形でAC(スルー方向)へ流れやすくなりますね(この調整のことを『プラス調整』と呼んでいます)
逆にACを狭くしてBCを広くすれば玉はスルーへ向かいにくくなり、電サポ中に電チューが開かず玉が減ってしまいます(これをマイナス調整と呼びます)
パチンコホールはこんな感じで釘を叩いて出玉の調整をしながら経営しているのですが、あまり露骨な調整にすると玉が全くヘソやスルーに向かわずお客さんが離れてしまうので、ある程度は玉が流れるような調整にして遊ばせながら回収することが理想ですね。
釘調整から玉の流れを読む癖を付けていこう
パチンコ店はこのような感じで『釘を調整して赤字にならない台』をたくさん設置しているので、イベントを開いたり、芸能人を呼んでみたり、きれいな店員を採用してみたりといろんな手段を使ってお客さんを呼べば『絶対に赤字にならない店の出来あがり』です。
多くの人はここまで解説した釘読みの基礎すら知らずにホールへ行くので、あきらかに回らないような調整の台でもお金を使って確認したりしますが、それが結果的に1万円、2万円、3万円を失う原因にもなったりします(ACを通したいのに、C釘がA方向にひん曲がった台を打っても回るはずがないですよね)
お店が釘を調整ということは何かしらの理由が必ずあります(経営が厳しくお金を回収したいならヘソに届かない釘調整にするでしょうし、逆にグランドオープンで常連のお客さんを作りたいならヘソに玉が向かいやすい調整や無調整の台が多いはずです(=だからグランドオープンのお店はクルクル回る台が多い)
パチンコの釘を見る時はヘソだけをみるのではなく『パチンコ台全体を見ながら玉の流れるルートを想像してどこに玉が流れやすくなっているか』といったことを常に考えておけば遊技台を選ぶことに迷ったとき自分自身で答えを出すことができるので、それを念頭に下記を読み進めていただければと思います。
パチンコ釘の見方(読み方)【ばら釘・鎧釘・ワープ釘編】
ここからは実際の機種を使って各釘の見方と玉の流れをホールで具体的にイメージできるようにしていきましょう。
まずは『ばら釘・鎧釘・ワープ釘の見方』について解説していきます。
ばら釘と鎧釘は総称で『寄り釘』と呼ばれたりもします。
簡単に言えば玉を左右に振り分けて、ヘソに向かうか(右方向)死に玉になるか(左方向)を調整する釘です。
ワープ入口の釘を『ワープ釘』と呼びますが、役割はワープに玉が入るかどうかを調整する釘ですね。
ワープ釘の調整が良ければワープに玉が通りやすくなって、回転率の向上が期待できます。
ばら釘の見方
多くの台がパチンコ玉を発射して最初に到達するのがばら釘の部分ですね。
先ほど書いた通りばら釘の目的はパチンコ玉を左右に散らして、ヘソに向かう玉と死に玉をふるいにかける最初の段階です。
今回のケースでは以下の逆三角形について注目してみたいと思います。
ばら釘で重要なのは緑の線で引いた部分に玉がこぼれ落ちないことです。
この部分は『こぼし』と呼ばれていて、こぼしに落ちた玉はほぼ100%ヘソに向かわず死に玉になるのでここは必ず確認します。
スルーを通過した玉はまず、赤い逆三角形で左右に振り分けられます。ここで左に向かう玉はワープに入る確率がゼロになり、さらに死に玉となるこぼしを2箇所も通過しないとヘソに到達しません。
ですので、赤い逆三角形のC釘(下の釘)は重要になることが分かると思います。
もちろん、A釘(左上)が左向き、B釘(右上)が左下を向いているとAC間が広くなり左に流れやすくなるので注意が必要です。
ばら釘は基本的にへそ方向(右側)に流れていく調整はプラス、左に流れればマイナスと覚えておけばいいと思います。
それぞれの形を見て右に流れやすいのか、左に流れやすいのかをチェックしてみてください。
『赤はプラス調整、緑はマイナス調整、スルー真下の釘の位置が重要』ということが分かればOKです。
鎧釘の見方
鎧釘とは『風車を含めた部分全体』のことです。
ちょっと分かりにくいかも知れませんが、風車も釘なんですね(釘に風車を付けているイメージです)
ここに逆三角形がありました。
ここでは玉を左右に振り分けますが、当然左に行く玉は全て死に玉になるため、右に玉を流したいわけです。
そのためにどうするかを考えてみましょう。
ここではマイナス調整のパターンを3つほど載せておきました(上図)
共通するのはAC間とBC間、どちらに流れやすいか(大きく開いているか)です(左上A釘、右上B釘、風車C釘)
特にA釘とB釘が叩かれやすい傾向があるので、そこに着目します。
A釘の場合は、上か左に打たれるとマイナス調整下か右に打たれるとプラス調整。一方、B釘の場合は下か左に打たれるとマイナス調整上か右に打たれるとプラス調整。そしてC釘(風車釘)は右に打たれるとマイナス調整左に打たれるとプラス調整となり、これが基本的な鎧釘の調整方法です。
ただし、釘は1本だけ変えるわけではなく、2本以上をセットで変える場合もあったりします。
例えばA釘を上にあげてB釘を下に下げればAC間が大きく開くため、超マイナス調整になってしまいます。
もちろん逆パターンもあるのですが、そういったお店は稀なので、基本的には疑ってかかったほうが無難だと思います。
鎧釘がマイナスだと玉がヘソに向かわず回転率に大きな影響を及し、かつ、調整しているお店も多い場所ですので、打つ前に確認してみてください。
鬼プラス調整の寄り釘画像
上の写真はゲーセンで撮った別の機種の寄り釘です。
A釘が下、B釘が上、C釘が左方向に叩かれているのが分かると思いますが、これは鬼プラス調整ですね。笑
実際に打ってみましたが、ほとんどの玉が右に流れていきました。
ゲーセンの釘はかなり露骨にいじられていることが多いので、釘を見る練習としてはオススメです。
ワープ釘の見方
どこが逆三角形かわかりますか?
といってもワープ入口しか見る場所がないので、すぐにわかると思います。笑
いつも通り左上をA釘、右上をB釘、下をC釘とすると、この場合はBC間を通したいので、ABが狭く、BCが広い台を探すのが理想です。
あえてマイナス調整を書いてあるのは、実際のお店ではこういった台が多いからです。
100発の玉がワープの入り口に絡んだ時、80発が左に流れ、20発がワープに向かう、90発が左に流れ、10発がワープに向かう、といったように基本的には左に流れる調整になっていると思うので確認してみてください。
ワープが大幅プラス調整!みたいな台はあまり見たことがないので、大きくマイナスになっていなければOKという感じで見れば大丈夫ですね。
パチンコ釘の見方(読み方)【道釘編】
まず道釘の場所ですが、鎧釘で右に流れた場所にある道のように細長くなっている所全体ですね。
写真を見ると道釘の間に3箇所、穴が空いているのが分かると思います(『こぼし』と呼んだりします)
道釘で玉を回収する場合、こぼしに落ちるような調整にしてあるのでそれを見極めるのですが、、、
その前にまず注目するのが道釘1本目の釘なんです!
この道釘1本目の釘をからめて三角形になっている場所があるのですが分かりますか?
実は寄り釘と風車を絡めた部分に三角形があるので、先ほど赤丸を付けた釘が右に曲げられていると、玉は風車との間を抜けて死に玉となります。
ここは意外と知らない人が多く、かつ、調整されていることも多いのでチェックしましょう。
道釘のこぼしについて
道釘には3箇所のこぼしがあります(釘は各2本の合計6本)
A~Fまでの名前を付けましたが、見方は同じで左の釘(ACE)は左に向いていると
マイナス調整、右の釘(BDF)は右に向いているとマイナス調整になります。
ACEを赤、BDFを黄色で示した時、赤は左向きでマイナス、黄色は右向きでマイナス。
要するにここはこぼしの幅が狭ければOKだと思っておけばOKですね。
厳しい調整にしてある台ほどこぼしの幅が広くなっている傾向にあるので確認してみてください。
道釘の死角について
道釘についてこれで終わりかと思いきや実はもう一つ重要なポイントがありそれが『段差』です。
今、道釘のこぼしをさかいにして複数の釘を1つのグループとして考えてみます。
先ほどの道釘の絵と若干違和感がありませんか?(色が塗られているわけではありません)
絵の下にも書いてある通り、それぞれ左側のグループより右側のグループの釘が上がっていますよね?
そうなるとどうなるでしょうか?
釘読みの一番最初で書いた『滝は上からしたに落ちます』といった話がここで登場してきます(=パチンコ玉も上から下に落ちます)
道釘を通った玉はこぼしをさかいに右上に登らなくてはいけません。
そうなると玉は本来の流れに逆らう動きをする事になるので勢いを失って3箇所のこぼしで力尽きて落下することになります。
逆に右のグループの方が下がっている場合、玉は勢いを失うことなく転がっていくので、
こぼしに落ちにくくヘソに向かいやすくなります。
まとめると、左のグループより右のグループの釘があきらかに上げてある調整だとこぼしが狭くても落下する玉が多くなるので、できるだけ無調整(各グループ釘は平行)以上の台を見つけたいということになりますね。
パチンコ釘の見方(読み方)【ヘソ釘(命釘)・ジャンプ釘編】
ヘソ釘とはヘソの上についている2本の釘で『命釘』とも呼ばれます。
ほとんどの人は『ヘソの上に刺さっている2本の釘が開いているほど良い』といったイメージを持っていると思います。
確かにその通りなのですが、実はヘソが開いてなくてもよく回る台が存在したり、逆にヘソが大きく開いているように見えても実際に打ってみると全く回らない台も数えきれないほど多く存在します。
その理由の1つに『ジャンプ釘』という釘が大きな役割を果たしています。
道釘を含めた合計3本の釘で逆三角形を作り、玉の流れを決定しているのです。
ヘソ周辺で注目すべきポイントとしてヘソに玉が入るためには釘と釘の間を通すのではなく玉をジャンプさせて命釘を乗り越えなければならないということです。
つまり道釘をA、左側の命釘をB、ジャンプ釘をCとすると、通ってほしくない場所はAC間とBC間となります(落下してヘソに入らないから)
スルーでは両サイドのどちらかに玉を流すためにせき止めることをしていたのですが、今回は玉を上に上げなくてはならないので、注目すべきはジャンプ釘となります。
ジャンプ釘が下げられていると左側の命釘との間隔が広がり、ヘソの入り口がかなり遠くなります。すると流れてきた玉は左の命釘、もしくはヘソの役物にぶつかってBC間へどんどんと落下してしまいます。
この現象こそが『ヘソが開いているのに回らない!』という摩訶不思議な現象を生み出す1つのロジックなのです。
いくらヘソが大きく開いていてもジャンプ釘が下に下げられていれば、玉は下から上には登ることなく落下をし続け回転数は伸びません。
でも、見た目には大きく開いたヘソがポッカリと口を開いているので『さっきまで良く回っていたんだし、きっとまた回るようになるはず。きっと大丈夫・・・』といいながらズルズル投資をして気が付いたら3万負けしまっている呪いの連鎖状態に陥るのです。
ヘソを見る時は大きさだけではなくジャンプ釘にも注目しておきましょう。
命釘は大きさと段差に注意!
ジャンプ釘の話をしたので命釘の段差についても書いておきます(命釘に段差があると回転率が落ちる原因になることがあります)
パチンコ玉は左側から流れてくるので、左側の釘の方が高くなっていると回転率が落ちます。
逆に右側の命釘が上がっていると、
これらも玉の流れを考えると納得できますよね。
パチンコの釘はパッと見ると適当に並べられているように見えますが、実はすべてにきちんと意味があるのです。
釘を見れるかどうかは釘調整の本質を知っているか、知らないかだけの差だということを理解しておいてください。
プロだから釘を読めるのではなく、玉の流れを理解して、お店がどういった意図をもって調整しているのかを考えることが大事ということですね。
【騙し釘について】
騙し釘とは『命釘が途中から捻じ曲げられていて、パッと見はヘソが大きく見える釘調整』のことです。
釘が広いけど回らないといったお店は、このような調整になっている可能性もあるので注意が必要です。
ヘソの先端だけ開かせておき、奥は小さいサイズになっているので結局、ヘソの小さい台を打つのと変わらない感じになります。
僕がこの調整法を知ったのはそんな前ではないのですが、初めて聞いたときはパチンコ釘の奥深さに驚きましたね。
命釘の上げ過ぎには注意
命釘は基本的に上げ調整がいいのですが、上げすぎには注意が必要です。
上の写真はゲーセンで取った写真ですが、ヘソが開いて超上げ調整でした。
『おぉ!!さすが、ゲーセン、良釘台じゃん!』と思って打ってみたら全く回りませんでした。笑
なんでだか分かりますか??
理由は道釘からヘソに玉が乗っからず、多くの玉が命釘にぶつかって落下しまくったからです。
ヘソ釘下の役物に玉がぶつかりまくってみーーんな下にはじかれちゃいました。
こんな感じで玉の流れを見ながら回る・回らないの理由を説明できれば、ヘソが開いているのに回らない理由を自己解決できたりします。
すると無駄な投資をする前にその台を離れ、別の台に投資することができるので、結果的に勝つことにもつねがっていきます。でもそれを知らない人はこれだけヘソが開いてるんだから回るはず!と勘違いしてどんどんお金を入れてしまうわけですね・・・
実際のホールでここまで露骨な調整はないと思いますが、ヘソが開いていても回らない事例の1つとして覚えておくと良いでしょう。
パチンコ釘の見方(読み方)【電サポ釘・アタッカー釘編】
電サポは上からとサイドの両方から玉が流れ込んでくるので、見るべきところはいくつかあります。
ポイントとして道釘から電サポにかけてあるこぼしに玉が落ちなければいいわけです。
もちろん段差もNGです。
そして道釘を超えた最後の部分だけ見ればOKです。
赤の釘が左、黄色の釘が右を向いているとマイナスとなり、玉は電サポに入らず落下してしまうので気を付けましょう。
現行機種は電サポ入賞時の賞球が少なくなっている(1発や2初)ので、電サポ付近がマイナスになっていると上皿の玉がガンガン減っていき致命傷になることも少なくありません。特に甘デジのような1日を通して電サポ時間の多い機種についてはしっかり確認しておくべきですね。
ボーダーを超えているからと言って続行しても実は電サポ中に出玉が削られ、期待値が思ったほど伸びていないことは良くある話ですからね。
アタッカー釘の読み方
最後にアタッカー付近の釘について解説しておきますね。
逆三角形となるのは以下の通りです。
アタッカーに向かう玉はヘソや電サポに入らなかったこぼれ玉や道釘の途中で落下した玉が集まってきます。
そしてここでアタッカーに入らなければアウトに入ることが確定するので、ここも調整の良い台を選びたいところです。
見る場所が一か所しかないので、釘の見方は今までと同じです。
アタッカーの場合は釘を1本曲げただけでは出玉を削りにくいので2本以上をセットで曲げてある場合も多いです。
また、海物語のような左右対称の構成になっている台では右と左のアタッカー釘によって調整が違ったりすることもあるので両方見る癖をつけておきましょう。
いずれにしても見るべきところはアタッカーへ入るための釘の間隔とアウトに流れる釘の間隔を比較して、どちらに玉が流れやすい調整になっているかを確認することです。
海物語を打っている時、右側のアタッカー釘が良ければ大当たり中はハンドルを捻って右打ちした方が出玉が多く取れるかも知れませんからね(他の釘も見る必要はありますが)
どんな場所の釘でも玉の流れを意識するということを忘れないようにしてください。
パチンコ釘の見方(読み方)関するよくある質問回答
最後にパチンコ釘の見方(読み方)についてよくある質問に回答して記事を終わりたいと思います
最初は良く回ってたのに急に回らなくなるのはどうして?
最初の1000円は20回転以上回っていた台でも、2000円3000円と使っていくうちに回転数が落ちて回らなくなることってよくありますが、この原因は『ムラ』です。
パチンコ台は一か所の釘調整を悪くするよりも全体をちょっとずつ悪くしてトータルで回らないような調整にしたりすることができます。
例えばヘソまで届けば2割で入賞する台があったとして、バラ釘や鎧釘の調整を悪くしてヘソに向かう玉を全体の2割程度にとどめてしまえば『100発打つ→20発がヘソに向かう→そのうちの4発がヘソに入る』といった調整になります。これは確率論なので短期的に偏りが生じて『100発打つ→調子よく40発がヘソに向かう→8発がヘソに入る』といった状態になるとその時だけクルクル回るわけです。
が、長い目で見れば調整通り8割の玉がそれぞれの場所で死に玉となってしまうので、最終的には回らなくなってしまうというわけです。
どの台を見ても同じような釘調整に見えるのですがポイントはありますか?
僕が意識しているのは『ヘソ釘、寄り釘、ばら釘、スルー、アタッカー』で、イベント日は対象機種のヘソを見て開いていたら寄り釘を順番に見て良さそうな台を抑えることが多いです(あまり時間をかけていると後ろから人が来て取られてしまうため)
あとは過去に打ったことがある台であればステージからの入賞率が一番高い台を抑えたり、数日間の過去データから回転数を逆算して、一番よく回っている台を抑えたりします(その際はほとんどヘソ以外は見ないでお目当ての台に一直線に向かいます)
平常時にお店に行って空き台の釘を見てもヘソそのものが足りない(空いてない)ですし、島全体で『ボーダーマイナス2』とかの調整になっていたりするので、どの台を見てもほぼ変わらなかったりします。その中でもあえて言えば『鎧釘と風車の逆三角形』は平常営業でも調整に違いがあることが多いので見てみると良いかもです。
パチンコ釘の調整って違法じゃないの?
正確に言えば『違法』なので本来、釘を曲げることをしちゃダメですよっていうルールになってます。
ですが、それだとお店側が利益を取ることができない、もしくは回らない台ばかりになってお客さんがいなくなってしまうので、イベント日などを中心に釘を調整して還元したり回収したりしているのが現実です。ここに関しては『パチンコ業界の暗黙の了解』という感じですね。
とはいえ、あまりに極端な調整をすると摘発されて営業停止などの処分が下ることもありますので、お店としても難しい営業を余儀なくされているのは間違いないと思います。
釘を真上からのぞき込むような人を見かけるけど見やすくなるの?
ヘソ釘を見る時は顔を台に押し付けて真上からのぞき込むように見た方が開き具合が分かりやすいです。
逆に高さ(上下)の調整を見る時は釘と平行に目線を置くことで判断しやすくなります。この際は膝を曲げて目線を調整する感じですね。
あとは液晶などが反射して釘が見にくい場合もあったりするため、手で影を作ってあげると見やすくなったりします。
ヘソ釘が開いていても他の釘調整が悪ければ打たない方がいいの?
僕であれば明らかにヘソが開いていると思ったらとりあえず1万円くらい打ってみると思います。
というのも、全部の釘調整がプラスになってるといった台はほぼなく、どの台もどこかしらがマイナス調整になっています。その中でホールが良く叩く場所がヘソなので、ヘソさえ開いていれば勝負できる場合もかなりあります。
ですので『イベント時などにヘソが開いているならとりあえず打ってみる→自分が想定していた回転数と比較して次の1万円をいれるかどうか判断する』って感じです。
ちなみに1000円や2000円だとムラもあるので、最低でも5000円くらいは玉の動きを見ながら打つことがほとんどですね(最初の2000円で20回転とかしか回らなければやめるかもですが、そういった台にお金を使うことはほぼないです)
釘読みが完璧にできれば必ず勝てますか?
答えは『No』ですね。
例えばボーダーが『1000円で20回転』の機種があって、凄く良い釘で『1000円で40回転』回ったとすれば、これはメチャクチャお宝台となるわけですが、ここでやめてしまったら『1000円負け』になってしまいますよね。
こんな感じでパチンコには『確率』というものがあるので、どんなに釘調整の良い台を打ったとしても大当たりしない、確変が続かないといった不運が続けば当然負けることもあり得ます。
『ってことは釘を読めても意味ないじゃん』となるかもですが、釘が読めるとお金を使わずにたくさん回すことができるので、結果的に使う金額が減り、勝つ可能性を高めることができます。
パチンコは宝くじと同じでいつ当たるか、確変がどれだけ続くかってことは事前に分からないため、結果を見て台を選ぶことは不可能です。
代わりに『1000円で20回回る台』『1000円で22回回る台』『1000円で10回しか回らない台』を選ぶことはできるため、少しでも自分にとって有利な条件で遊戯できる台に座り、勝つ可能性を高められるというのが釘読みができる最大のメリットになります。
まとめ:パチンコ釘はいろんな機種を意識的に見ることで読めるようになってくる!
というわけで『パチンコ釘の見方(読み方)』についてのお話しでした。
パチンコはヘソが開いていればクルクル回るわけではなく、台全体の調整で回転数や出玉を調整していることが分かってもらえたと思います。
今回は海物語を使っての解説となりましたが、他の機種でも基本的な釘の構成や並びは同じようになっているので、今日からホールに行って席に着いたら確認してみてください。毎回、打つ前に3分だけ意識的に釘を見るようにすれば自然と目が肥えて、『これは絶対に回らないよなー』といった台をお金を使わず見抜けるようになったりしますので。
そこまで成長することができれば年間10万円以上の無駄な投資を抑え、結果的に年間収支がプラスへと向かっていくことになるので、何度も読み返して釘読みを覚えていきましょう^^
それではまた!
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参考【初心者向け】パチンコの大当たり抽選の仕組みを分かりやすく解説【舞台裏を知って無駄なストレスをなくすことも大事】
『パチンコの大当たり抽選の仕組み』や『1000ハマりする理由』についてパチンコ歴20年、数えきれないほど激熱予告を外してきた経験からお答えしたいと思います。結論としてパチンコの大当たり抽選は『ヘソに入った瞬間に大当たりかハズレが決定→大当たり・ハズレごとに演出が決定』といった2つのステップを踏んで決まります。
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参考【専業視点】パチンコは遠隔操作確定か!?【真実と対処法を解説】
パチンコは遠隔操作確定か!?というテーマで20年の稼働経験から真実と対処法を解説しました。結論は『パチンコ店は遠隔操作をしていない』と考えていて理由は『勝ち続けることができているから』です。本記事を参考に次のステップへと進んでいきましょう!
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参考【現実】パチンコで当たらない台が他人が打つと爆裂する理由【20年の経験談です】
パチンコで当たらない台が他人が打つと爆裂する理由について解説しました。パチンコは完全確率抽選されているため結論は『偶然』なのですが、納得できないかもなので数値を使いながら解説しつつ、パチンコで当たらない問題を解決する4つのコツや読者さんからいただいた質問に回答しました。
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