こんにちは、さんパパです!

- パチンコの期待値とは何なの?
- パチンコは期待値を積めば勝てるの?
- パチンコの期待値計算はどうやってやるの?
- 何となく期待値って難しそうだから避けてきたけど改めて知っておきたい
今回は『パチンコの期待値とは一体何か?』といった疑問について分かりやすく解説していきます。
かれこれ20年以上、パチンコ(パチスロ含む)でプラス収支を続けてきましたが、その根本は期待値稼働(期待値を追い続ける立ち回り)をしてきたからで、逆に言えば『期待値稼働しないとパチンコで勝ち続けることは不可能』です。
あなたがパチンコで勝つことを目的にこの記事を読んでいるのであれば、期待値をマスターすることは必須となる(絶対に避けては通れない)ので、しっかり学んでおきましょう。
本記事の内容
- パチンコの期待値とは?
- パチンコの期待値を実データを使って解説
- パチンコで負けてしまうのはマイナスの期待値を追いかけているから
- パチンコの期待値に関する一問一答
本記事の信頼性
この記事を書いている僕はパチンコスロット歴24年です。専業(パチプロ)として活動していた時期もあり、現在は250人以上が在籍するパチンコやスロットで勝ち続けるためのスクール(コミュニティ)を運営しながら自由気ままな暮らしをしています。
パチンコの期待値とは?

結論としてパチンコの期待値とは『理論上の収支』のことです。
パチンコを遊戯し終わった時、『今日は1万円勝った』とか『7000円負けてしまった』といった結果は『実収支』ですが、期待値とはその実収支を『事前に予測したもの』になります。
例えば大海物語で『昨日の100番台は1000円で22回転回ったから、釘がそのままなら今日も夜まで打てば15000円の日当が出そう』、『逆に200番台は1000円で15回転しか回らないって常連さんが言ってたから、釘がそのままなら夜まで打ったら10000円負けそう』といったことが分かるとした場合、あなたはどちらの台を打ちますか?
当然ながら100番台を打つと思いますが、それは『日当が出る』ことをあらかじめ分かっているからですよね。
この予測した収支のことを『期待値』と呼んでいて、パチンコで勝ち続けている人は全員、例外なく『期待値』を意識した立ち回りを実践しています。
つまりあなたもパチンコで勝ちたければ期待値をマスターする以外に道はないということです←この事実から目を逸らした時点であなたの年間収支がマイナスになることがほぼ確定します...
【初心者向け】じゃんけん理論で期待値をマスターできる話
『パチンコが事前に勝てる台が分かるとかウソでしょ!?』と思うかもしれないので、分かりやすい事例を説明します。
これから僕とあなたは以下の条件でじゃんけんをするとしましょう。
じゃんけんゲーム①
- あなたが勝ったら、僕があなたに100円を支払う
- 僕が勝ったら、あなたは僕に100円を支払う
- いかさまなどはなしで、勝率は常に50%とする
これを数値のゲームとして考えた時、僕の視点からみてどれくらいの利益を得られるのかを計算してみます。
条件が公平なら期待値はプラスマイナスゼロになる
1回じゃんけんをすると『勝つ確率は50%(100円もらえる)』『負ける確率も50%(100円支払う)』なので、『1回あたりの平均収支はプラスマイナスゼロ円』となります(10回勝負すると理論上5勝5敗=収支はゼロ円)
このプラスマイナスゼロという数値は100回勝負でも1000回勝負でも変わらず、ずっと同じ条件ですよね。
つまり『この条件でじゃんけんを繰り返すと、最終的な収支はプラスマイナスゼロ円付近で落ち着く(=収束する)』ということになり、グラフで表すと以下のようになります。

じゃんけんで勝つ確率は50%なので仮に10回勝負を10セット繰り返すと、5勝5敗になる確率が一番高くなり、それ以外は均等に左右に振られます。
収支の面に関しても勝敗によって『プラス』『マイナス』の誤差はあるにしても『最終的にはプラスマイナスゼロ円に近づいて』いきます。
当然ですが10勝0敗や0勝10敗という極端な結果になる確率は極めて低く、発生する割合もごくわずかです。
条件を変えて期待値を積むと勝率99.9%が実現する
今度はちょっとだけ条件を変えてじゃんけん勝負をしてみます。
じゃんけんゲーム②
- あなたが勝ったら、僕があなたに100円を支払う
- 僕が勝ったら、あなたは僕に200円を支払う
- いかさまなどはなしで、勝率は常に50%
このような条件だとどうなるでしょうか?
さっきと同じように計算してみると、『僕がもらえるお金は200円、支払うべきお金は100円』、すなわち『1回あたりの平均収支は(200円-100円)÷2=+50円』という結果が導き出されますよね。
この1回あたりの+50円という数字、これを『期待値』と呼んでいます。
もし、この条件で10回勝負のじゃんけんをした時、僕側の視点で見ると1回あたりの平均収支(=期待値)は+50円なので『10回じゃんけんをすれば平均500円の黒字』になります。

グラフで示すと上記の通りで、僕は4勝6敗と負け越したとしても、収支の面ではプラスを維持できます。
この当たり前すぎる事実が、実はパチンコで勝てるかどうかを決めている要素になるのです。
【悲報】負けてる人は不利なじゃんけんばかりしている話
そしてここが超大事なのですが、『逆の立場であるあなたは6勝4敗と勝ち越したにもかかわらず、財布の中からお金が減ってしまうという状態』になるんです。

上記の通りで、こんな不利な条件でじゃんけんを続けたら、収支をプラスにするのは不可能であることは火を見るよりも明らかですよね。
もう分かったかもですが、パチンコで勝ち続けている人は常に自分が有利な条件でじゃんけんできる台ばかりを探しています。
そして『自分が勝ちやすい条件の台以外にはお金を使わない』ので、短期的に見れば単発が続いたり、初当たりが取れずにマイナス収支になることもあったりしますが、長期で稼働を繰り返すと平均値に近づくため、徐々に収支はプラスへとシフトしていきます。
逆にパチンコで勝てない人は『自分が勝った時は100円もらえ、負けた時は300円支払う』みたいな稼働を続けているので、収支はどんどんマイナスになっていくわけです。
パチンコで勝ちたければ『目の前にある台は期待値がプラスなのか、マイナスなのかを判断できる自分になること』が求められるわけですね。
パチンコの期待値について稼働データを使って解説します

パチンコの期待値稼働では『回転単価』に注目する
パチンコの期待値を理解するために『パチプロがご飯を食べていける理由』を例にお話しします。
下記は僕が以前、稼働した時に計算した『パチンコの期待値』です。

いくつか数字が載っていますが、注目して欲しいのは『1回転期待値』と記載されている部分です。
この時の稼働では8.58円という期待値の試算結果が出ましたが、これは『通常時を1回転回すと8.58円ずつお金が増えていく』ということを表しています(期待値の計算方法は下記で回答しています)
これは先程の『じゃんけんでお話しした1回勝負すれば±50円の期待値が積みあがっていく』のとまったく同じ意味になります。
回転単価を調べれば1日の勝ち額(日当)が予想できる
この日は時間的な都合もあって600回転程しか稼働をしませんでしたが、この時の期待値を考えるとこんな感じです(分かりやすく期待値を10円にしてお話ししています)

上記の表では『回転単価10円×600回転=6000円(=期待値)』が中心となり、グラフが左右対称に分かれていきます(グラフが左右対称なのはパチンコが『完全確率』で抽選され、当たりやハマる確率が一定だからです)
このグラフにおける±0円(=ボーダーライン)を左側にシフトさせることができれば、必然的に勝てる範囲は広がり、マイナス側に動けば負ける可能性が大きくなります。
じゃあもっと勝てるように、上記のボーダーラインを左に寄せていきましょう。
稼働を増やせば増やすだけ勝ちまくれる理由
先ほどの回転単価10円の期待値が得られる台を『2000回転(1日のフル稼働分)』回したとしたら、グラフは下記のようになります。

中心の期待値がプラス20000円(10円×2000回転)になりましたね。
この意味は『この台を終日稼働して確率通りに当たれば20000円勝てるし、確率より多く当たれば大勝ちできるし、多少引きが悪く当たりが少なくても勝てる』ということです。
仮に上記の台を終日打って『プラス1万円』の収支だったとすると『中心の期待値が0円の台を打っていたら実収支はマイナス1万円になっていた』ことになります。
このように期待値がプラスになる台を打ち続けると、期待値0円ラインが左にシフトしていくので、打てば打つだけ財布にお金が貯まる状態を実現でき、長い目で見ると負けることがありえない状態を実現できるようになるのです。
パチプロは期待値の積み上げ方が異常
今の時代だと、パチプロが1日に積み上げる期待値は『15000円~25000円』が相場です。
個人的な経験で言えば『ほぼ無休』で稼働するため、休みを入れる人でも月25日は稼働するはずなので、1ヶ月に積み上げる期待値は下記の通り。
パチプロが1ヶ月に積む期待値の相場
- 15000円×25日=375,000円
- 20000円×25日=500,000円
- 25000円×25日=625,000円
これだけの期待値を積めば『収支プラスゾーン』がメチャクチャ広くなるので、月単位で負けるってことはほぼないです。
日当15000円レベルの人でも年間450万ほどの期待値を積めるので、僕の感覚からすれば収支がマイナスになる確率は『ゼロ』です。
もし年間450万のプラス期待値を積んでも実収支がマイナスであれば、引きとか下振れの話ではなく『期待値をしっかり積めているのかを疑った方が良いレベル』になりますね。
【断言】パチンコで負けてるのはマイナスの期待値を積んでいるから

これまで多くの方から『パチンコで勝てません』といった相談を受けてきましたが、結論は『積み上げている期待値がマイナスだから』です。
実際に追いかけている期待値の違いにより、実収支がどのように変化していくのかを解説します。
プラスの期待値を追いかけた時のスランプグラフ
下記はパチンコ(スロット含む)において『プラスの期待値』を追いかけた時のスランプグラフです。

期待値(仮想収支)に比例しながら、実収支も右肩上がりに伸びていることが分かると思います。
『パチプロ(=専業)』と呼ばれる方は『プラスの期待値』を追いかけ続けるので、1日単位だと下振れによって負けることはあっても『週単位』『月単位』『年単位』で見れば右上に伸びていくわけですね。
マイナスの期待値を追いかけた時のスランプグラフ
下記はパチンコ(スロット含む)において『マイナスの期待値』を追いかけた時のスランプグラフです。

こちらも期待値(仮想収支)に比例しながら『実収支も右肩下がりに伸びている』ことが分かると思います。
こうなると1日単位で勝つことはあっても、1ヶ月、1年といった長期で見るとほぼ100%の確率で収支はマイナスへと転落します。
ホールに設置されている機種の多くは『お店側にとって期待値がプラスになる台(=回収台)』ですので、『お店に行く→空き台に座る→打つ』といった立ち回りを続けると『期待値がマイナスの台』ばかりを打つことになり、結果的に負け続けてしまうことになるのです。
パチンコで勝ちたければプラスの期待値を積み上げるしか道はない
というわけで、パチンコで勝ちたければ『積み上げる期待値をプラスにする以外の道はない』ということは覚えておくと良いですね(繰り返しますが例外はありません)
じゃあ『どのようにしてプラスの期待値を積み上げていくのか?』という疑問がわいてくると思いますが、簡単にお話しすれば、
パチンコでプラスの期待値を積む方法
- 良く回る台を打つ
- 設定の高い台を打つ
- 潜伏確変中の台を狙い打つ
- 天井(遊タイム)に近い台を打つ
- 止め打ち効果の高い機種を打つ
- 右打ちランプが光ってる台を打つ
- イベントでお店が還元する日に稼働する
といった感じです。
僕が専業として稼働してた時は、お店に設置されている主要機種のボーダーやスペックがすべて頭の中に入っているため、上記に該当する台以外を打つことはありませんでした。
そのため、稼働すればするほど期待値はプラス域へシフトし、それに比例するように実収支もプラスとなり、そうした稼働を20年以上続けてプラス収支を実現している感じです。
実際の立ち回り方やノウハウ、思考論については公式LINEで配布している『スロパチ人生逆転の手引書 3部作』をご覧ください。
この手引書を読んで思考が変わり、パチンコやスロットで勝てるようになったり、私生活に応用して30代で年収の桁が変わり、セミリタイアして人生が楽しくなった!という報告をたくさん受けていますので、参考になるかなと思います。
パチンコの期待値に関してよくある質問と回答

パチンコの期待値はどうやって計算するの?
下記の記事で僕のやり方を解説してますので参考にしてください。
参考記事
回転単価はどれくらいあればいいの?
個人的な目標は10円ですが、今は厳しいので『8円』くらいでも粘ることになるかと思います。
パチンコは終日稼働すると通常時を2000回転ほど回すことになりますので、逆算的に日当を計算すると以下のようになります。
パチンコを2000回転回した時の日当
- 回転単価5円×2000回転=10000円
- 回転単価7.5円×2000回転=15000円
- 回転単価10円×2000回転=20000円
- 回転単価12.5円×2000回転=25000円
- 回転単価15円×2000回転=30000円
終日稼働するなら2万円は欲しい所ですが、今は厳しい時代ですので15000円程度の台を打ってるパチプロも多いのではないかと思います。
波の荒さやスペックに応じて単価よりも安定性を求める立ち回りもありますし、そのあたりは臨機応変に変えていく必要がありますね。
ちなみに僕は終日稼働しても期待値が15000円以下なら良釘台を狙わずに遊タイムを狙うか、パチスロを打つか、次回のチャンスが来るまで家族との時間を過ごしながら待つ感じです。
参考記事
ボーダー理論と期待値理論は違うの?
ボーダー理論は『(雑誌などに書かれている)ボーダー以上の回転数を維持していれば勝てる』といった理論です。
期待値理論と同じ意味合いですが細かい出玉増減に対応していないので、イメージとしては『期待値理論をざっくり表現したもの』ですね。
ボーダー理論は『その日にいくら勝てるのか?』といった計算は行わず、出玉が一定であることを前提にひたすら回転数を数えて『ボーダー以上に回っているかどうか』を見ているので、その日にどれくらい勝てるのかを把握することができません。
一方、期待値理論は回転数に加え『大当たり出玉や電サポ増減』も加味しながら都度計算するため、『この台はボーダー以上に回っているけど、出玉面がサッパリで思った以上に日当が出ないしやめよう』といった感じで見切りをつけることができます。
そのため『自分の収支の見積もりを立てられるのが期待値理論』、『とりあえず回っている台を打ち続けていればいつかは勝てるだろう』と考えるのがボーダー理論だと思っていればOKです。
パチンコの時給は期待値から計算できるの?
『回転単価×1時間あたりに回せる通常回転数』で計算できます。
例えば『回転単価10円、1時間にまわせる回転数が150回』なら『10円×150回転=1500円』が時給の目安となります。
期待値と仕事量の違いって何ですか?
簡単に言うと以下の通りです。
パチンコの期待値と仕事量の違い
- 期待値:その台を打ったら理論上、どれくらいの収支になるかを事前に計算したもの
- 仕事量:その日に積み上げた期待値の量
お昼のくらいに『この台は回転単価10円だから1日打ったら(2000回転回したら)日当2万円になる』というのは期待値。
稼働が終わった時に『今日は 回転単価10円の台を1500回転しか回せなかったから、積んだ期待値は15000円だった』というものが仕事量です。
つまり、、『期待値は未来予測』、『仕事量は過去の結果』であり、予測した期待値通りの稼働をすれば『期待値=仕事量』なります。
プラスの期待値を追いかけても勝てないんだけど
考えられる原因は4つです。
パチンコの期待値を追いかけても勝てない理由
- 理由①:期待値計算が間違っている
- 理由②:データ取りを途中でやめてしまう
- 理由③:波の荒い機種ばかりを打っている
- 理由④:積んでいる期待値が少ない
詳しくは下記の記事で解説しているので、参考にしてください。
参考記事
パチンコの期待値とは『未来予測』です

というわけでパチンコの期待値についてのお話でした。
正直、パチンコで勝つには期待値理論をマスターすればいいのですが、これって学校で教えてくれない知識なので算数とか苦手な人はかなりきついと思うんですよね。
なので、できるだけわかりやすく書いたつもりではあるんですけど、それでも分からないって人は先ほどお伝えした僕のLINEに登録してもらうと期待値理論について解説した動画(1時間くらい)を無料でプレゼントしてますから、そちらを見てみてください(めっちゃ分かりやすいと良く言われます)
見てもらった人限定で個別の質問にも回答していますので、ぜひ、これを機に期待値稼働をマスターしていきましょう。
それではまた!
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参考【2023年版】パチンコの勝ち方まとめ記事27選【過去の自分へ】
パチンコの勝ち方に関する記事をまとめました。僕は18歳でパチンコを始め1年程まったく勝てず悩んだ経験を持っています。本記事は当時の自分に向け『パチンコで勝つにはこの記事の内容を頭に叩き込みましょう』といったものですので参考にしてください。
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参考パチンコの遊タイムとは【初心者向けに分かりやすく解説】
パチンコの遊タイムとは通常時を一定回転数回すと突入する天井機能のことです。機種によって性能は異なり『遊タイム突入=大当たりがほぼ確定するもの』から『時短に突入して大当たりを待つことができるもの』などプレイヤーにとって凄く有利になりますね。
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参考【神業】パチンコの捻り打ち(ワンツー打法)とは【やり方も解説】
『パチンコの捻り打ち(ワンツー打法)』について20年以上の稼働経験からやり方や効果を解説します。捻り打ちとは『大当り中にハンドルを捻りながら玉を発射し、アタッカーにより多くの玉を入賞させて出玉を増やす打ち方』のことで上手い人が実践すると1日5000円近い収支を上乗せできたりするためチャンスがあれば挑戦してみましょう。
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